Lesson4-1 実践編に移るにあたって

理論の復習を怠らない

これまで、ヨガが生まれてから現代に至るまでの歴史や哲学、ヨガの目的とそれを達成するための瞑想やポーズなど、様々な理論的知識を学習してきました。こうした理論的知識は覚えるだけでも一苦労かもしれませんが、学べば学ぶほど実践をより良いものにし、教えることへの自信や生徒からの信頼を得ることにもつながります。

ですから、復習を充実させ、机上の知識で終わらせないよう実践を通して理論を自分のものにしていくことが大切です。

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実践動画講座前の心得

第四章からは、これまで学んできた理論的知識の実証となる実践的知識を身につけていきます。動画講座ではまず、ヨガのポーズを総合的に学習していきます。

太陽礼拝→入門→立位→座位→後屈の順に、各章、上から順に難易度が上がっていく構成となっており、実践しながら学習する場合は、ポーズによって出来ないものも出てくるかと思いますが、無理のない範囲でゆっくりと実力を身につけていきましょう。

第十一章では、ヨガの呼吸法について学習していきます。ここで覚えた呼吸法をポーズに取り入れることでさらにヨガを深めることが可能になります。

第十二章からは、ヨガの基礎〜代表的なポーズのアシスト方法を見ていきます。講師として活動する場合、ヨガは単に手順を覚えていれば良いというものではありません。生徒は1人ひとり身体の状態が異なります。ですから、生徒の体の状態に合わせて、いかに安全に、そして効果的にアシストできるかが講師に求められる能力といえます。この辺りをしっかり意識してアシスト方法を学習していきましょう。

もし、頭で覚えるだけでは難しいと感じる場合には、実際に家族や友人に体験してもらいながら進めると良いですね。

アシストする際は、たとえば「痛みは感じていないか?」「ちゃんと筋肉が伸びているか?」など、反応を確認しながら実践することで技術の向上につながります。

また、このとき大切なのが、ただ動画通りにレッスンするのではなく、理論編で学習した知識を説明しながらレッスンすることで、より効果的かつ体系的に理論と実践を身につけていくことができます。