introduction

ヨガのインストラクターを目指そう!

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仕事やレジャーで多忙な現代、健康ブームの訪れとともに心と体のメンテナンスに気を使う人が多くなりました。様々なリラクゼーション法が生まれる中、「ヨガ」はずっと安定的な人気を誇っている手法です。

このカリキュラムでは、自分自身や周囲の人の心と体のメンテナンスをできるようになることを目指し、基本から技術まで幅広くまとめた内容を収録しています。

このカリキュラムを通じて学習したことを生かし、皆さんがヨガインストラクターへの一歩を踏み出していただけるようになれば幸いです。

ヨガとは何か

一口にヨガと言っても、いくつもの流派があるように、その答えは多種多様です。現代において、もっともらしい答えは、ポーズ(アーサナ)をとることによって得られる身体的な健康法といえますが、ある人にとっては、精神バランスを整える心の安定法、また別の人からすると美しさを手に入れる美容法、または自分自身と向き合うための方法など様々です。

「ヨガとは何か」は、こうした答え全てとも言えます。ですが、実践するシチュエーションによって答えが変化するというのがヨガの特徴と言えるほど、ここに挙げた答えはほんの一部と言えるでしょう。

ヨガがもたらす健康や美容など、身体的な変化の先に、あなたは何かしらの変化を感じるはずです。それを言葉として表現するのは難しいかもしれませんが、実践によりあなたにとってのヨガが見つかるはずです。

ヨガはポーズだけではない

ヨガと言うと、アーサナ(ポーズ)をイメージする人が多いのではないでしょうか?しかし、それはヨガの一側面でしかありません。実は、ヨガには3大要素と呼ばれるものがありアーサナ(ポーズ)のほか、呼吸法と瞑想というものがあります。

3大要素は相互に関連しており、どれか一つでも欠けたら、ヨガではなくなってしまうと言っても良いでしょう。下記の解説で、それぞれの役割を頭に入れておきましょう。

1. 瞑想

瞑想は自分を理解するうえでとても重要な役割を持っています。瞑想は想念を取り払い、無心になること。そして自分自身と対話を行います。瞑想を通して自分と向き合うことで、自身の心の正しい在り方を知り、常に冷静な判断と行動ができるようになります。

2. 呼吸法

呼吸法はヨガにおいて非常に重要なテクニックです。アーサナをとる間、呼吸に意識を向けて行うと、心が落ち着き、外へ向かいがちの自分の意識を内に向けて、自分を客観的に見ることができるようになります。また、正しい呼吸により副交感神経を活発化することができ、リラクゼーション効果も得られます。

3. アーサナ(ポーズ)

アーサナは、ヨガの最終段階である瞑想を深めるためのものとして位置づけられていますが、それだけでなく、身体に直接的な効果が感じられるようになります。正しいポーズは、筋肉や関節に働きかけ、体の柔軟性を高めます。また、代謝がよくなり、血液の流れが循環することで、全身に酸素を送るようになります。これにより、体内の毒素を排出します。

勉強することへの不安

ヨガを学ぼうと思ってこのカリキュラムを読んでいる方は、自身が身体の不調を抱えて改善したい方、周囲の人のサポートをすることで仕事につなげたい方など様々な場合があるでしょう。

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しかし、勉強をする際に、「難しい内容じゃないかな?」「本当に役に立つのか心配」など、様々な不安を感じるかもしれません。

たしかにヨガは覚えるポーズの数だけでも100種類を超え、加えて瞑想や呼吸法、多様の流派など学習範囲は幅広く、内容も細かいので、計画的に勉強を進める必要があります。ですが、本講座は専門的知識に関しても噛み砕いて解説しているため、基本をしっかりと押さえて学習を進めれば、どなたでも試験の合格は可能です。

また、ヨガ資格は女性が取得したい資格の中でも常に上位に位置し、インストラクター数は年々増加しているため、資格取得後にいきなりインストラクターとして教える機会を持つことは難しくなっています。ですが、難しくなっているとはいえ、忙しい現代社会人に適した健康法や美容法として、教える場は必ずあり、「身体」の健康、「心」の健康を育む知識は、あなたにとって一生ものの知識となります

まずは、ここでヨガを学ぶ目的を明確にし、ノートに書き出してみるようにしましょう。自分のためなのか、誰かのためなのか、またそれは何のためなのか、実践することでどんな未来になるのか…

そういった目的を明確にすることで、学びがよりいっそう頭に入るようになります。学習を始めた時点で、プロへの道を歩み始めているということを忘れず、しっかりと学習していきましょう。